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root権限で/etc/vim/vimrc.localを作成して,以下のように編集する.
こうすることで,各々のユーザがvimを使う際に共通の設定を利用できる.
ちなみにこの設定はロケールがEUC-JPのDebianマシンのもの.UTF-8ならば適宜変更してください.
:set nu
:syntax on
:set encoding=euc-jp
:language ja_JP.EUC-JP
:set gfn=MeiryoKe_Gothic\ 12
:set autoindent
:set fileencodings=ucs-bom,iso-2022-jp,utf-8,cp932
:set fileformats=unix,dos,mac
:set ambiwidth=double
vimとgvimに関連する項目は,"_vimrc",gvimだけに関連する項目は"_gvimrc"というテキストファイルを作成し,そこに記述するか,
一人で使っているパソコンならば,もとからある"vimrc","gvimrc"をバックアップを取った後に直接編集する
("vimrc","gvimrc"のコメント文が丁寧であるので設定の詳細はそちらを参照.).
Windows 7 64bit環境で,64ビット版香り屋vimを使っているが,設定ファイルは以下のもので不自由はない.
「_vimrc」
:set nu
:set fileencodings=ucs-bom,iso-2022-jp,utf-8,cp932
:set formatoptions=q
「_gvimrc」
gvimrcを直接編集.
「vimrc」
初期状態のまま.
「gvimrc」
初期状態の該当部分を下記に変更.
"---------------------------------------------------------------------------
" カラー設定:
"colorscheme morning
colorscheme darkblue
"---------------------------------------------------------------------------
" フォント設定:
"
if has('win32')
" Windows用
"set guifont=MS_Gothic:h11:b:cSHIFTJIS
set gfn=MeiryoKe_Gothic:h12:cSHIFTJIS
"set guifont=MS_Mincho:h12:cSHIFTJIS
" 行間隔の設定
set linespace=1
" 一部のUCS文字の幅を自動計測して決める
if has('kaoriya')
set ambiwidth=auto
endif
elseif has('mac')
set guifont=Osaka-等幅:h14
elseif has('xfontset')
" UNIX用 (xfontsetを使用)
set guifontset=a14,r14,k14
endif
挿入モード時に設定文字数に達すると勝手にvimが改行してしまうこと(自動改行)を無効にするには":set formatoptions=q"が必要の模様.探すのに手間取ったのでメモ.
vimはUNIX系のOSには必ずといっていいほど標準でインストールされているエディタです.
軽量で高速であることが最大のメリットですが,同時に取っつきにくさは双璧をなすEmacsよりも勝っていると思います.
一度に全ての作業を覚えることは不可能なので,すこしずつ覚えて,簡単な編集作業が行えるようにチャレンジしてみましょう.
まず,この2つのモードがあることがvimのvimたる所以であると覚えておきましょう.
vimは
vim ファイル名
でvimが起動して対象ファイルを開きますが,この起動時になっているモードがコマンド(通常)モードです.
このままテキストファイルを編集しようと文を打とうとしても,なにも入力されません.
この状態から半角の「i」や「a」を押すと,挿入モードになります.これは普通のエディタの挙動とほぼ同じです.
一度aやiを押した後は,テキストを直接編集する状態です.
再びコマンドモードに戻るのには,Escキーを押すか,「Ctrl+[」を押します.
基本的に「a」と「Ctrl+[」を多用して,vimによる作業は進んでいくのです.
vimを起動した後,実際に「a」と「Ctrl+[」を使って,挿入モードとコマンドモードを切り替えてみてください.
編集したファイルを保存する際は,コマンドモードで「:w」と入力します.
必要に応じて,「:w 保存したいファイル名」としてください.
「Ctrl+[」 → 「:w」がWindowsにおける一般的なエディタのショートカットキー「Ctrl+s」に対応します.
一見非効率のようですが,ホームポジションからほとんど位置を変えずにこれらのキーは入力できるので大差ありません.
変更を保存せずに終了する場合は,「:q!」と打ちます.
ちなみに,強制的に上書きする場合は「:wq!」と入力します.
上のコマンドさえ覚えれば最低限編集と保存ができるようになります.
ただ,これだけではあまりvimを使う恩恵がありません.下記のコマンドもぜひ覚えるべきです.
加えて,下記のコマンドを組み合わせることもできるので試してみてください.
カーソルのある行を含めず5行下までコピー,切り取りを行いたい場合は,「5y」,「5d」と打ちます.
結構使います.便利です.
行番号が表示されているときに利用すると効果的です.
なお,「:1,$s/old/new/g」とするとファイル全体を範囲とします.
vimvimvimvimvimvimvimvimvim