2025/01/16(木)renameコマンドとrename.ulコマンドは全くの別物みたい

先の記事で使用するスクリーンショットのファイル名を一括変更するために,“rename”コマンドを使おうとしたのですが,インストールされていませんでした.
Debian 12にはrename.ulというコマンドが入っているのですが,一般的な書式の正規表現での置換操作ができないようなので“rename”コマンドをインストールします.
“apt install rename”の冗長な実行結果を見る
$ su -
パスワード:
# apt install rename
Reading package lists... Done
Building dependency tree... Done
Reading state information... Done
The following NEW packages will be installed:
  rename
0 upgraded, 1 newly installed, 0 to remove and 0 not upgraded.
Need to get 21.0 kB of archives.
After this operation, 62.5 kB of additional disk space will be used.
Get:1 http://deb.debian.org/debian bookworm/main amd64 rename all 2.01-1 [21.0 kB]
Fetched 21.0 kB in 0s (99.8 kB/s)
Selecting previously unselected package rename.
(Reading database ... 274134 files and directories currently installed.)
Preparing to unpack .../archives/rename_2.01-1_all.deb ...
Unpacking rename (2.01-1) ...
Setting up rename (2.01-1) ...
update-alternatives: using /usr/bin/file-rename to provide /usr/bin/rename (rename) in auto mode
Processing triggers for man-db (2.11.2-2) ...
# exit
logout
$

これで,正規表現を使ってファイル名を変更できます.
$ rename "s/://" *.png
『仮想マシンマネージャー』のスクリーンショットのファイル名に,半角のコロン“:”が含まれていたため(Windowsのファイル名では使用できない文字),
samba上でスクリーンショットのファイル名が半角チルダの入った短縮名に変換されてしまう問題が出たため,その対応として“rename”コマンドを使いました.
置換したら直ったので良かったです.

2025/01/16(木)年末年始の成果 --Windowsへの失望とサーバー仮想化--

年末年始は自宅のネットワーク・PCがらみの作業ばかりしていた気がします.
自作PC(最終的にOSはWindows 11 Pro)を1台組み,さらにLinuxサーバも複数台環境構築しました.

Windowsはパッケージ版を購入してインストールしたのですが,
何が何でもMicrosoftアカウントを使わせようとしてくる姿勢と余計なお世話に磨きが掛かっていて呆れと失望が大きかったです.

Linuxサーバは使用しているマシンが高性能化した関係で,ようやく仮想化を取り入れることにしました.
ホストOSをDebian 12として,その上に多数のゲストOSを構築する方針です.
14コア20スレッドのCPU,Intel Core i-5 13500に,メモリを64GB搭載したマシンへ,
さら2TBの高耐久SSDをゲストOS専用で積んだので,仮想マシン(ゲストOS)を同時に5台くらいは危なげもなく稼働できるのではないかと思います.

Windowsはどんどん使いづらくなっていくのに対して,Linuxは普通に使いやすくなっていくというのが何ともいえません…….
使っている市販のプログラムが全部Linux対応になれば良いのですが……….

自分用のメモも兼ねて,要点をまとめておきます.


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2025/01/05(日)謹賀新年

皆様,明けましておめでとうございます*1
本年もどうぞよろしくお願いいたします.

今年もよい年でありますように.

LMIGHTYEX-2025年賀状_1.jpg

*1 : 例によって更新が元日ではないのはご容赦ください.

2024/10/21(月)ファイルサーバのデータディスクが黄泉の国へ旅立った……

自宅ファイルサーバ(CentOS)で,メインで使っていた4TBのHDDが故障し,中のデータが吹き飛びました*1
多分5年以上10年未満使っていたHDDです.
幸い,今月頭に状態確認をしながらrsyncで別ディスクへバックアップを取っていたのでデータ損失はほぼありませんでしたが,
メインのデータ類の予備がなくなってしまいました.
10年以上(下手すると20年近く)蓄積してきたデータなので,消えたら立ち直れません…….

新しいHDDを購入して作業するのは週末になると思うので,その前にバックアップを別サーバの適当なディスクの空き領域へ作成することにしました.
この作業もrsyncを使っての作業です.このコマンドは引数を間違えると割と大変なことになるので,慎重に検証しながら実行しました.

データ量は3TBくらいですので,終わるのは明日10/22の夕方以降ではないかと思います.

HDDが高くて出費が辛いです……

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2024/09/08(日)LinuxマシンのBIOS更新(ASUS製マザーボード)

LinuxマシンのBIOSを更新しました.
巷を騒がせている,Intel Core iシリーズの13,14世代の不具合(Intel microcode 0x129問題)に対応する更新です.
Windowsマシンであれば,OS上から更新するツールがあるので深く考えなくてもできると思いますが,
Linux向けにそういったツールはないので*1,別の方法を探しました.

ネットを徘徊した結果,最近のASUSマザーは“ASUS EZ Flash 3”という,
USBメモリからBIOS更新をするツールが用意されていることがわかったので,それを使いました.
更新対象としたのは,過去の記事に書いたとおりASUS PRIME H770-PLUS D4というマザーボードです.
ASUSの解説を見ながら,USBメモリの一番上の階層に更新ファイルを置いて,BIOS画面上からEZ Flash 3を実行するだけですんなり完了しました.

適用後にffmpegで動画ファイルエンコード処理をしましたが,以前は温度爆上がり状態だったものが,マイルドになって温度が下がり,ちょっと処理速度が落ちました.
BIOS更新前の挙動は安定していて,かつ思いっきりぶん回している感があって良かったのですが*2
長期的に見ると壊れてしまう可能性は捨てきれないので仕方がないですね.

性能は低下しましたが,それでも十分速いので当面はこのまま使います.
参考・記録として,BIOS更新前後のffmpeg実行中のsensorsコマンドの結果を貼っておきます.

下の通り更新前はCPU温度が100度付近に張り付いていたので,
壊れる上限まで動かして大丈夫なのか少しだけ不安でした.
リテールの空冷ファンだから仕方ないというのと,壊れるような制御はしないだろうと思っていたのですが…….

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