Scilabの簡単な使い方の例.とある授業の流れに沿う.
ちなみに,使っているバージョンは,5.2.2(2010年5月17日時点での最新の安定版)です.
ここでは,x(0)=1.0を満足する微分方程式,

の
の範囲における解を求めるプログラムを書いてみます.

上のようなアイコンをクリックする.
そうすると少し重いですが起動します.

こんなスプラッシュが表示されると思います.
以下のようなウィンドウが出るはずです.


上の画面のマウスポインタのあるアイコンをクリックすると,次の画面が表示されるはずです.

次のような文を入力してみてください(コピペは覚えないのでやめた方がいい).
このエディタはscilabのコマンドなどに色をつけてくれるので便利です.
//x'==x,x(0)=1
//上の微分方程式の定義
function xdot=f(t,x)
xdot=x;
endfunction
//初期条件の定義
x0=1;
//時間に関する定義(t0:初期時間,t1:終端時間,dt:時間刻み)
t0=0; t1=1; dt=0.01;
t=t0:dt:t1;
//微分方程式solver
x=ode(x0,t0,t,f);
//グラフの表示
plot(t,x)
編集を終えたら,Ctrl+sなどで,適当な場所に保存してください.

上の画面にある『Scilabへロード』を選択すると,次のようにグラフが描画されます.以上.
