vimの設定

2010/07/12未分類import

Linux上(EUC-JP環境)における設定

root権限で/etc/vim/vimrc.localを作成して,以下のように編集する.
こうすることで,各々のユーザがvimを使う際に共通の設定を利用できる.
ちなみにこの設定はロケールがEUC-JPのDebianマシンのもの.UTF-8ならば適宜変更してください.

:set nu
:syntax on
:set encoding=euc-jp
:language ja_JP.EUC-JP
:set gfn=MeiryoKe_Gothic\ 12
:set autoindent

:set fileencodings=ucs-bom,iso-2022-jp,utf-8,cp932
:set fileformats=unix,dos,mac
:set ambiwidth=double

Windows上の香り屋版vimの設定法

vimとgvimに関連する項目は,"_vimrc",gvimだけに関連する項目は"_gvimrc"というテキストファイルを作成し,そこに記述するか,
一人で使っているパソコンならば,もとからある"vimrc","gvimrc"をバックアップを取った後に直接編集する
("vimrc","gvimrc"のコメント文が丁寧であるので設定の詳細はそちらを参照.).
Windows 7 64bit環境で,64ビット版香り屋vimを使っているが,設定ファイルは以下のもので不自由はない.
「_vimrc」
:set nu
:set fileencodings=ucs-bom,iso-2022-jp,utf-8,cp932
:set formatoptions=q
「_gvimrc」
gvimrcを直接編集.

「vimrc」
初期状態のまま.

「gvimrc」
初期状態の該当部分を下記に変更.
"---------------------------------------------------------------------------
" カラー設定:
"colorscheme morning
colorscheme darkblue
"---------------------------------------------------------------------------
" フォント設定:
"
if has('win32')
  " Windows用
  "set guifont=MS_Gothic:h11:b:cSHIFTJIS
  set gfn=MeiryoKe_Gothic:h12:cSHIFTJIS
  "set guifont=MS_Mincho:h12:cSHIFTJIS
  " 行間隔の設定
  set linespace=1
  " 一部のUCS文字の幅を自動計測して決める
  if has('kaoriya')
    set ambiwidth=auto
  endif
elseif has('mac')
  set guifont=Osaka-等幅:h14
elseif has('xfontset')
  " UNIX用 (xfontsetを使用)
  set guifontset=a14,r14,k14
endif

挿入モード時に設定文字数に達すると勝手にvimが改行してしまうこと(自動改行)を無効にするには":set formatoptions=q"が必要の模様.探すのに手間取ったのでメモ.

find

2010/07/06未分類import
findはファイルの検索に使用するコマンド.特に,管理者権限でファイルの検索をする際に便利である.
例えば,以下のようなコマンドを打ち込む.
BigOwl:/home/ushi# find / -name "gnuplot"
/usr/bin/gnuplot
/usr/lib/gnuplot
/usr/share/gnuplot
/usr/share/gnuplot/gnuplot
/usr/share/doc/gnuplot
BigOwl:/home/ushi#
この例では,findを使用して,「/」以下(全ファイルシステム)内をファイル名で検索,対象文字列は「gnuplot」としている.
つまり,ファイルシステム内にあるgnuplotというファイルを検索して標準出力している.
文字列では正規表現を使用することが可能.
例えば,下のようにやると,gnuplotという文字列を先頭に含むファイル名を表示する.
BigOwl:/home/ushi# find / -name "gnuplot*"
/home/ushi/Archives/Old-Editing-Files-090501/Study/gnuplot-script.gp
/home/ushi/Archives/Editing-Files/Study/past-data-090508/gnuplot-script.gp
/usr/bin/gnuplot-nox
/usr/bin/gnuplot
/usr/lib/gnuplot
/usr/lib/gnuplot/gnuplot_x11
/usr/share/vim/vim71/syntax/gnuplot.vim
/usr/share/menu/gnuplot-nox
/usr/share/man/man1/gnuplot.1.gz
/usr/share/gnuplot
/usr/share/gnuplot/gnuplot.gih
/usr/share/gnuplot/gnuplot
/usr/share/doc/gnuplot-x11
/usr/share/doc/gnuplot-nox
/usr/share/doc/gnuplot
/var/cache/apt/archives/gnuplot_4.2.2-1.2_all.deb
/var/cache/apt/archives/gnuplot-x11_4.2.2-1.2_i386.deb
/var/cache/apt/archives/gnuplot-nox_4.2.2-1.2_i386.deb
/var/lib/dpkg/info/gnuplot.list
/var/lib/dpkg/info/gnuplot-x11.preinst
/var/lib/dpkg/info/gnuplot-x11.md5sums
/var/lib/dpkg/info/gnuplot-nox.md5sums
/var/lib/dpkg/info/gnuplot-nox.list
/var/lib/dpkg/info/gnuplot.postinst
/var/lib/dpkg/info/gnuplot-x11.postrm
/var/lib/dpkg/info/gnuplot-x11.list
/var/lib/dpkg/info/gnuplot-nox.postinst
/var/lib/dpkg/info/gnuplot-nox.postrm
BigOwl:/home/ushi#

gnuplot

2010/07/06未分類import
gnuplotはオープンソースのグラフ描画ソフト.
svgファイルのエクスポートに対応しており,私の実験では,測定プログラムのグラフ描画に呼び出している.
ここではgnuplotのC++(やC)での呼び出し方,使い方を記述する.

mplayer

2010/07/05未分類import
mplayerはコマンドラインを利用した便利なマルチメディアプレイヤーです.
実行には,以下のような引数をとります.
username@BigOwl:~$ mplayer -aspect 16:9 -vf pp=lb  Angel\ Beats\! 第10話「Goodbye\ Days」.ts
ご覧の通り,tsファイルも再生可能.
Screenshot-MPlayer.png

  • vf pp=lbはinterless解除のOptionです.良く忘れるのでメモっておきます.
明るさの設定は,数字の3と4のキーで行えます.

vimの簡単な使い方

2010/07/01未分類import

vimは癖があるけど,慣れると便利なエディタです

vimはUNIX系のOSには必ずといっていいほど標準でインストールされているエディタです.
軽量で高速であることが最大のメリットですが,同時に取っつきにくさは双璧をなすEmacsよりも勝っていると思います.
一度に全ての作業を覚えることは不可能なので,すこしずつ覚えて,簡単な編集作業が行えるようにチャレンジしてみましょう.

vimはコマンドモードと挿入モードがある.

まず,この2つのモードがあることがvimのvimたる所以であると覚えておきましょう.
vimは
vim ファイル名
でvimが起動して対象ファイルを開きますが,この起動時になっているモードがコマンド(通常)モードです.
このままテキストファイルを編集しようと文を打とうとしても,なにも入力されません.
この状態から半角の「i」や「a」を押すと,挿入モードになります.これは普通のエディタの挙動とほぼ同じです.
一度aやiを押した後は,テキストを直接編集する状態です.
再びコマンドモードに戻るのには,Escキーを押すか,「Ctrl+[」を押します.
基本的に「a」と「Ctrl+[」を多用して,vimによる作業は進んでいくのです.

vimを起動した後,実際に「a」と「Ctrl+[」を使って,挿入モードとコマンドモードを切り替えてみてください.

ファイルの保存は「:w」

編集したファイルを保存する際は,コマンドモードで「:w」と入力します.
必要に応じて,「:w 保存したいファイル名」としてください.
「Ctrl+[」 → 「:w」がWindowsにおける一般的なエディタのショートカットキー「Ctrl+s」に対応します.
一見非効率のようですが,ホームポジションからほとんど位置を変えずにこれらのキーは入力できるので大差ありません.

保存せずに終了は「:q」

変更を保存せずに終了する場合は,「:q!」と打ちます.

保存して終了は「:wq」

ちなみに,強制的に上書きする場合は「:wq!」と入力します.

追加で覚えておくと便利なコマンド

上のコマンドさえ覚えれば最低限編集と保存ができるようになります.
ただ,これだけではあまりvimを使う恩恵がありません.下記のコマンドもぜひ覚えるべきです.
加えて,下記のコマンドを組み合わせることもできるので試してみてください.

1行コピーは「yy」,1行切り取りは「dd」,ペーストは「p」

カーソルのある行を含めず5行下までコピー,切り取りを行いたい場合は,「5y」,「5d」と打ちます.

行番号を表示したい場合は「:set nu」,消したいときは「:set nonu」

結構使います.便利です.

n行から,m行までをコピーしたければ,「:n,my」,切り取りたければ「:n,md」

行番号が表示されているときに利用すると効果的です.

n行から,m行までの範囲でoldをnewに置換したければ「:n,ms/old/new/g」

なお,「:1,$s/old/new/g」とするとファイル全体を範囲とします.