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以前から誤操作をしたときに「折畳みがありません」というエラーが出たことがあったので,
存在は知っていたが使ったことがなかった.試しに使ってみたら,非常に便利だった.
:set foldmethod=marker
という入力をすることで,マーカーを使用した折畳みが利用できるようになる.
初期設定ではマーカーは三重の中括弧である.
{{{
折畳みたい部分
}}}
というように記述すると,折畳みを利用できる.
TeXでは三重の中括弧は特にコメントアウトする必要はないが念のため,
%{{{
折畳みたい部分
%}}}
としておくとわかりやすい.上の「畳み込みたい部分」にカーソルを合わせコマンドモードで,
za
と入力することで,折畳みを閉じたり開いたりできる.
すべて折畳みたいときは,
zm
すべて開きたいときは
zr
と入力する.
TeXで注意しなければならないのは,数式環境を折畳みときだ.
数式中に意図せず三重の中括弧が含まれていることが結構あるので,その場合はそこで折畳みが終わってしまう.
適当に半角スペースをいれて折畳みに影響がないようにしておくと良い.
もっと手軽に折畳みをするには,
ビジュアルモードで「折畳みたい部分」を選択し,その状態で
zf
と入力する.こうすると勝手にコメントアウトつきの三重括弧が挿入され,折畳みが行われる.
折畳みたい部分の始まり%{{{
折畳みたい部分
折畳みたい部分の終わり%}}}
のように挿入してくれる.
私が使っているvimでは,Visual BasicまたはVisual Basic .NET(拡張子vb)のsyntaxが有効になっていなかった.
これを有効にするにはgvimrcに次の行を追加する.
au BufNewFile,BufRead *.vb setf vb
この行のうち,"*.vb"が対応する拡張子の指定箇所,"setf vb"が読み込むsyntaxファイルの指定(ファイル名はvb.vim)である.
ただし,これはVisual Basic用のsyntaxである.
今回編集したいのはvb.net以降のソースコードなので,syntaxファイルをvbnet.vim: Syntax highlighting for VB.NET から取得し,
vbnet.vimを"vimのインストール先/runtime/syntax"以下に置いてから,次のようにgvimrcの先程の行を編集する.
au BufNewFile,BufRead *.vb setf vbnet
これで,Visual Basic .NET系のソースコードのsyntaxを一応表示できるようになった.
:hardcopy
とたたくか,メニューから印刷を行う.
56行目から,101行目までを印刷する場合次のようにコマンド入力する.
これを覚えていれば,非常に便利だ(個人的には).
:56,101hardcopy
Windows版で動作確認をしたが,普通に他の環境でも利用できるだろう(プリンタの設定がされていればだが).
例えば次のような設定をしておくと,印刷時刻,ファイル名,ページ,作成者名がわかって検索性が高いだろう.
:set printheader=%{strftime('%Y/%m/%d\ %H:%M')}\ %t\ page:%N\ \ \ \ Hirosugu\ Hirayama
コマンドモードの行末に『c』を付記すればいい.例えば,こんな風にたたく.
:1,$s/old/new/gc
oldをnewへ置換操作をする.ただし,行末に『c』を付記することで,
各対象に対して置換操作をする前にYes,Noで確認をとりながら操作が実行される.
vimvimvimvimvimvimvimvimvim