数式をラベルに挿入

2010/06/02未分類import
scilab5.2以降では,日本語などの多言語に対応したほか,TeX形式の数式をラベルなどに挿入できるようになったようです.
やり方は,単純に$$で文字列を囲むこと.
ただし,タイトル部分では日本語などのマルチバイト文字が入っていると正常にTeX形式で出力されません.
通常はグラフなどで日本語を扱うことは希だろうから,現状では大きな問題にはならないだろうが,注意です.

例を示します.ソースコードは次の通りです.
//
//x'==x,  x(0)=1
//上の微分方程式の定義
function xdot=f(t,x)
	xdot=x;
endfunction

//初期条件の定義
x0=1;

//時間に関する定義(t0:初期時間,t1:終端時間,dt:時間刻み)
t0=0;	t1=1;	dt=0.01;

t=t0:dt:t1;

//微分方程式solver
x=ode(x0,t0,t,f);

//ラベルの設定
xlabel('$\text{time } t [\text{s}]$');
ylabel('$\text{displacement }x[\text{m}]$');
legend('$\frac{\text{d}x}{\text{d}t}=x,\quad x(0)=1$');




//グラフの表示
plot(t,x)

次が実行例です.書式は多少いじっています.これをEPSに変換しても文字化け等は起こりません.
WS000030.jpg

OSの再インストール編

2010/05/30未分類import
別にどうということはありません.普通に再インストールします.
OSのほかに最低限入れておくべきドライバ類をどの順序で行ったかを記載する程度です.
  1. Windows XP Home EditionのインストールDVDを準備して,セットアップ開始.
    • 対象のPCは,パソコンショップのBTO品なのでDSP版のディスクがある.それを使う.
    • BIOSはファーストブートデバイスをCDドライブにする必要あり.

Windows関連

2010/05/30未分類import
Windowsに関するメモを以下の記事(一番下のリンク)に.

細かなスペックは不明ですが,こんなハード・ソフトを使っていたはずです.
結構いろいろ使ってたんですね.インテル党ですね…….
メモリマシマシ構成が好きだったので,どのPCもストレスなく使えていた気がします.
  1. Intel Pentium M 1.7GHz + 1GBメモリ Windows XP Home ?(ノートPC.記憶が……)
  2. Intel Core 2 Duo E6750 2GBメモリ + Windows XP Professional 32-bit(BTO機,パソコン工房)
  3. Intel Core 2 Duo P8400 4GBメモリ + Windows Vista Business(ThinkPad X200)
  4. Intel Core i7-2600 8GBメモリ + Windows 7 Professional 64-bit(フルタワー自作機)
  5. Intel Core i5-3320M 8GBメモリ + Windows 7 Professional 64-bit(ThinkPad X230)
  6. Intel Core i7-7600U 16GBメモリ + Windows 10 Pro(ThinkPad X270.使用中)
  7. Intel Core i7-8700 32GBメモリ + Windows 10 Pro(ケース流用フルタワー自作機.使用中)
  8. Intel Core i5-1035G4 16GBメモリ + Windows 10 Home(Surface Pro 7.使用中)
  9. Intel Core i5-1240P 16GBメモリ + Windows 11 Pro(NUC.使用中)

文字数カウント

2010/05/20vimimport
vimで文字カウントができないかな,と思ったらありました.

>たとえばm行目からn行目までの文字数をカウントしたければ :m,ns/./&/g とすればよい.
>マッチした1文字に対してマッチした1文字そのものと置換する,という無意味なことをやっていて,
>置換を行うと置換された箇所の数が返ってくるのでその数で文字数がわかる,という仕組み.
>日本語でも1文字は1文字扱いされるので最近のVimなら大丈夫.

こちらのページの方,ありがとうございます.そんな応用は思いつきませんでした.

簡単な使い方

Scilabの簡単な使い方の例.とある授業の流れに沿う.
ちなみに,使っているバージョンは,5.2.2(2010年5月17日時点での最新の安定版)です.
ここでは,x(0)=1.0を満足する微分方程式,
{\Large \dfrac{\text{d}}{\text{d}t}x(t)=x(t)}

{\large 0\leq t \leq 1}の範囲における解を求めるプログラムを書いてみます.

プログラムのつけ方.

scilabを起動する.

WS000016.jpg

上のようなアイコンをクリックする.*1
そうすると少し重いですが起動します.
WS000017.jpg

こんなスプラッシュが表示されると思います.

起動直後の画面

以下のようなウィンドウが出るはずです.
WS000018.jpg

付属のテキストエディタを利用する

WS000020.jpg

上の画面のマウスポインタのあるアイコンをクリックすると,次の画面が表示されるはずです.
WS000021.jpg

*1 : scilabがパソコンに入っていない場合は,公式ページからインストーラをダウンロードして,インストールしましょう.私はVistaで使ってますが,インストール先をProgram Filesから,自分で作ったフォルダ(C:\Software)に変更しました.その方がたぶん問題は起きにくいでしょう.

プログラムの編集

次のような文を入力してみてください(コピペは覚えないのでやめた方がいい).
このエディタはscilabのコマンドなどに色をつけてくれるので便利です.
//x'==x,x(0)=1

//上の微分方程式の定義
function xdot=f(t,x)
	xdot=x;
endfunction

//初期条件の定義
x0=1;

//時間に関する定義(t0:初期時間,t1:終端時間,dt:時間刻み)
t0=0;	t1=1;	dt=0.01;

t=t0:dt:t1;

//微分方程式solver
x=ode(x0,t0,t,f);

//グラフの表示
plot(t,x)
編集を終えたら,Ctrl+sなどで,適当な場所に保存してください.

グラフの表示

WS000025.jpg


上の画面にある『Scilabへロード』を選択すると*2,次のようにグラフが描画されます.以上.

WS000026.jpg

*2 : 古いバージョン(5.2.0など)だと,メニューの『ファイル』→『Scilabへロード』という場所にあります.