Debian Lennyでの動画編集
2010/07/26
Debian Lennyでの動画編集(Windowsと連携)
現状,私がどのような環境で動画の編集保存をしているかを簡単に書いておきます.利用システム紹介
必要な項目だけ.- Debian Lenny
- こちらでエンコードなどの主な処理をします.録画ファイルもWindowsから直接「ファイル置き場2」に保存してます.
- Memory:2GB
- HDD:
- システムディスク
- ファイル置き場1 1TB
- ファイル置き場1バックアップ 1TB(2TBディスク分割A)
- ファイル置き場2 1TB(2TBディスク分割B)
- Gigabit LAN
- Windows XP HE
- 録画用のハードウェアはこちらにインストールしています.理由はWindowsの方がプログラムが多く,扱いやすいから.スタンバイによる復帰も有効になっているので,そこそこに省エネです.
- Memory:2GB
- PT2
- Gigabit LAN
- NEC AtermWR8700N PA-WR8700N-HP
- 無線LANルータですが,ルータとしては使わずに,Gigabitのスイッチ・アクセスポイントして使用.LAN内は40MB/sの速度をたたき出しているので不満なし.このスイッチがないとこの録画環境は完成しないので明記.
録画ファイルの用意と保存先.
録画はWindowsに装着したPT2で行っています.なぜLinuxサーバですべてを行わないかといえば,Linux上では視聴系のプログラムがなさそうだったり,
プログラムのインストールが煩雑そうだったりしたからです.
PT2の設定に関してはあまたの例がほかのサイトにあると思います.
そして,ファイル置き場2にTSファイルを保存しています.
そのためにsambaを構築してありますが,これは設定もたいして難しくありませんので,割愛.
TSファイルをMPEG-2 PSファイルに変換する
TSファイルは素晴らしい形式ですが,扱いづらいのでMPEG-2 PSファイル(拡張子はmpgなど)に変換します.これはDVDとかで利用されている形式です.
残念ながら,この変換ではLinux上で手を加えずに動作するプログラムが見つかりませんでした.
Wineを使うという手もありますが,私はWindows上でBonTsDemuxというプログラムを使うことにしました.
バッチ処理も可能なので重宝してます.たまに止まりますが.
なお,読み込むのは「ファイル置き場2」にあるファイルですが,変換後は「ファイル置き場1」に保存しています.
これはエンコード作業と録画作業を切り分けるためです.
録画ファイルの保存先のディスクにアクセスを増やすことは得策ではありません.
Avidemuxで読み込む
mpgファイルに変換できたら今度はDebian上のAvidemuxで編集作業を行います.これを導入するに当たって,apt-lineにマルチメディアパッケージのもの*1を追加してください.その後にaptitude installすればいいはずです.
とりあえず,Avidemuxがインストールされていれば,mp4への圧縮操作は可能なはずです.
Avidemuxの詳細についてはこちらのページが詳しいです.
適切なフィルタをかけて,CMカットをして,バッチにじゃんじゃん登録していってください.
aviutlと勝手はたいして変わりません.
私はとりあえず,インターレス解除だけフィルタをかけて,MPEG4 AVC(x264),AAC(FAAC)でMP4出力しています.
生成されるファイルは,Totem動画プレイヤーではよく動かないが,
MPlayerやWindows上のプログラムではまともに動きます.