2010/11/27(土)Linuxでラブひなを読む

Linuxでラブひなを読む

表題の通り読んでます.
Screenshot-Love-Hina.png


面白いページを見つけたのです.絶版の漫画を広告付きで公開して,利益は作者に還元するという,Jコミなるサイトです.
運営は漫画家の赤松健さん.こういう試みは面白いと思います.
現在はベータ版で,ご本人の作品であるラブひなが全巻PDFで公開されています.
ベータ版のダウンロード状況や広告のクリック数などで進退がきまるようです.
ベータ版だけあって,多少検討すべき課題があるようです.例えば広告の内容と量.
広告が読みそうな人(=サブカルチャーに理解がある人?)の興味を引くものでは必ずしもない様子.
広告でも作品にちなんだものも入れると良いかも.
あと,無料の割に広告の量が少なすぎるのもどうですかね.
読む側にとっては非常にありがたいですが,ビジネスとしては成り立ちにくくなるはずですから.

ベータ版のうちに改良を重ねてもらって,ぜひよりよいサービスとして成立して欲しいと思います.

ちなみにラブひなですが,アニメ版は一通り見たことがありますが漫画版は初めてですね.
キャラクターがカワイイですよね,この作者さんの漫画は.

私のLinux歴

2010/08/28未分類import

私のLinux歴

Linuxを始めたのはカッコイイと思ったから

なんだかんだいって,もう結構Linuxとは長いつきあいになります.
今もLinuxを使っている理由は,昔の自分がLinuxのことをカッコイイと思ったからに他ならないでしょう.
学部一年の時のことです.成り行きで,とある先生が,真っ黒な画面に白い文字だけが流れている状態からLinuxのインストールを始め,
デスクトップ環境まで構築するまでの作業に立ち会ってしまいました.
スクリーンの結果を見て自信満々に操作を進めていく姿が印象に残ってしまいました.

当時の自分は大学に入って何をすべきか迷っていた部分があって,時間も今よりはありました.
その関係で,Linuxのインストールとかをし出して,少しずつノウハウをためていきました.
コンピュータのHDDのパーティションとか,OSのインストールとかそういう話をそのころ初めて知りました.
最初にさわりを教えてくれた先生は忙しかったので,自分でいろいろ調べてました.

Vine Linux

最初にインストールしたのはVine Linux 3.0でしたね.確か.
Pentium IIIの古いデスクトップと,Pentium Mの当時のメインPCに入れていた記憶があります.
当時,日本語を扱いやすいLinuxとして,Vineは国内ではメジャーであり,その先生の研究室が使っていた関係で使ってみたのです.
コンソールやその他の解説がかなり日本語化されていて,初心者に向いているとされていたのです.
何よりも日本語のTeX環境の充実度合いが他のディストリビューションより頭一つ抜きん出ていました.そのため採用していたんだと思います.

だけど,日本人だけが開発者のVineはアップデートの速度や,パッケージ数で他に大きく劣っていました.
そのため,何か新しいプログラムを導入してカスタマイズ使用とすると,途端に難易度が上がり手がつけられなくなったのです.
楽をしたくて,そしてもっと世界で使われているディストリビューションを使いたくて,早々にVineから手を引きました.
今思うとこれは良い判断だったと思います.乗り換えた頃からVineの開発速度は目に見えて遅延していきました.

Debianに乗り換える,そして停滞

生意気だった私は,Vineも採用していたaptの本家,Debianに鞍替えしたのです.2年になる直前だったでしょうか.
『Debian GNU/Linux 徹底入門 第3版 ~Sarge対応』という武藤健志さんの本を買って,結構気合いを入れて読んだのです.
sargeを一通り構築しました.しかし,LAN内で扱えるsambaとか,文書作成に使うTeXとかを構築したところで進歩は止まってしまいました.
材料系の専攻に入って,Linuxをする意味が前にも増してなくなってしまったのです.
それに,webサーバとかを走らせるにしても,当時の自分の住処は学寮でネットワークはDHCP.サーバーを公開することもできませんでした.
それがモチベーションの低下を招いて,学部が終わるまではLinuxの運用はそんなに熱心ではありませんでした.
使っても,文章を書くぐらいでしたから.それならWindowsでやった方がはるかにマシなのです.

停滞期にも,sargeからetchへとアップデートをしたり,Linux用にATOK X3を導入したりはしています.
けど,その程度でした.

院に進んで

アパートに引っ越しました.固定IPアドレスを入手したのを契機に,Lennyと古いPCを使って公開用のサーバ構築をしました.
それが2009年の5月頃.sshやSFTPも使い始め,ネットワーク周りはかなり充実しました.
一年ほどその環境で運営して,2010年初頭にシステムをPentium DualCoreマシンに更新.
夏にCore 2 QuadにCPUを交換して,今度は動画のエンコードもLinux上で行えるようになりました.
部屋での作業はブラウジングも含めて専らDebianというのが現状です.

なぜLinuxを使うのか,といえば

なぜLinux(Debian)を使うのかといえば,
  • カッコイイと勝手に思っているから(特にUbuntuでなく,Debianを使ってるあたりが?)
  • お金がかからない.OS代タダ!*1
  • なんだかんだいって,過去にそれなりの時間を割いて勉強をしたから,操作はできる.
  • 趣味には結構良い(適度に頭使うし,勉強するだけ便利にもなる)
  • WindowsやMacがどちらかといえばきらい.
  • GNUに賛同するよ,オープンソース最高!
  • マイナー志向

といった理由が考えられます.
カッコイイ,Windowsとかなんかヤダ.なんて人ならば素質はあります.
自発的に始めるような人は,理系のオタクっぽい人なんでしょうね.自分も含めて.
当然万人には勧められません.Linuxが普及することを願いますが,
その頃には「ふふふ,イマドキLinuxじゃなくて,○○○だよな」なーんていってるかも知れません.うわー…ヤナヤツ…….

*1 : サーバ用にWindows Serverというシリーズがあるが,これは10万円くらいする.