2010/11/19(金)音信不通・自宅警備員・夜型人間

音信不通・自宅警備員・夜型人間

音信不通とか,自宅警備員とか,夜型人間とか*1,私の近くにはそういう人が多い気がします.

しばらく音信不通な人がいて非常に気をもんでいる

身の回りに音信不通(or引きこもり)な人が複数いて困ってるんです・心配なんですということを以前書いた気がするんですが,
そのうち,お一人はぼちぼちと回復しているようで何よりです.


お一人がまだ音信不通で,勝手に心配をしている訳なんですが.
4月に連絡のやり取りをした後に音沙汰がないのです.伝え聞いたところでは所属の研究室の人も連絡が付かないとのことで.
音信不通になった時期を考えると就活で何かあったのではないかと推測(邪推)しているのですが…….

その人はかなり就活を頑張っている様子でした.
何かの折に見せてもらった(というか見えていたのを見てしまったのかも知れない)手帳のメモとか,
企業の情報の調べ具合とかは,私も見習わなければ!と思うような出来だったのです.昔のことなのでうろ覚え・勘違いかもしれませんが.
そんな風に頑張っていたからこそ,成果が出なかったり,圧迫面接に遭遇してしまったりするうちに,次第に疲れていってしまったのでしょうか.
最後のメールで,滅入っている,といっていました.そのときに手をさしのべることが出来たらと,思い出す度に後悔します.
私もその頃は就活に研究にと忙しすぎて(というよりも心労が多すぎて),人の心配をする余裕がなかったのです…….
精神的な要因から体調を崩すことはままあることですし,元気かどうかだけでもわかればありがたいのですが.

その人は過去の私に少なからず(良い意味でも悪い意味でも)影響を与えた人なので,
塞ぎ込んでいるのであれば立ち直って欲しいなと,そう願うわけです.立ち直るために必要なことであれば,何でも協力したいと思います.
過去に私と友好的(?)な関係を持った人には等しく幸せになって欲しいと人並みには思ってますので.
ここに,こんなことを書いても,その人が見てくれるかどうかはわかりませんけど.


さらにもう一人は同じく4・5月頃に就活で何かあった様子なのですが,……よくわからんです…….


自宅警備員やその予備軍

身近に自宅警備員がいます.最近は完全に自宅警備員で鬱病的な状態になっている様子です.
自室に籠もってネットとかをやっているらしいんですけど.
原因は知っているのですが,どうしたものか.私の目からは甘えとも受け取れるんですけど,本人はどう思っているのでしょう.

甘えとも受け取れるというのは,その自宅警備員の日頃の性向を思ってのことです.
まず,精神的に弱い部分があるということ.その弱さというのは逆境に弱く,自分に甘い*2という感じです.
そして,周りに甘える傾向があります.問題は先延ばしにしがちです.
それが重篤化したのが現在の状態ではないかと.

現代社会は情報に溢れています.これを利用し,自分に都合の良い情報を掻き集めてしまえば,
どのような論理でもまかり通ってしまうような気がするのです.最近特に.
この自宅警備員も,自分に都合のいい情報だけ拾って無意識に論理武装してしまったのではないかと思うのですよ.
例えば,『現代の若者には引きこもりが多い.原因は就職難だ』という新聞記事があれば,
「就活うまくいかないし,じゃ,僕も引きこもっていいかな」なんて気持ちが心のどこかで発生してしまうのは不思議なことではないと思います.
凶悪事件の報道の後に模倣犯が現れる.子供の自殺の報道の後に子供の自殺が続く.こういったことはご経験があるはず.
引きこもりの報道を見て,自宅警備員予備軍が自宅警備員となる確率は上の事件の報道に対して高い気がするのです.
引きこもりになることで,誰も傷つきませんし,自身は安全な訳なのですから,コストが低いのです.
なんて考えると,ますます聞屋さんが好きでなくなるのですがまあ,さておき.

なってしまったものを,如何に元の状態に戻すか,ですが.
結局わかりません.わかっていればこの自宅警備員は普通の大学生に復帰していることでしょう.
経験でいうと,自分で「今のままではダメだ!動かないと!!」っていう感じで行動を起こすほかないでしょうか.

別の解として,一昔前なら,「オマエ!学校に行かず,働きもしないなら出てけ!!この親不孝者!!!」
とかっていって外に放り出せば済んだんでしょうが.
今は怒ってはいけない世の中なので,これは禁じ手でしょうね.
ですが,引きこもり一歩手前の状態だった時の私は,誰かにピシャッと怒って欲しいなぁと思ったこともあります.
おそらく人によって効果が違うのがこの方法の怖いところで,諸刃の剣.
それゆえ自信を持って使える人が減ってきたのでしょう.適切に使えば効果絶大ですよね.


*1 : おっと,これは自分だ……

*2 : うっ!自分にも突き刺さる言葉だ……

就活について

就活はたいてい避けては通れないものですから,何とか向かい合って克服しないといけませんよね.

克服の仕方は人それぞれ.
私の場合は,「気持ちで負けたら,本当に就職試験でも負ける」と思って臨むようにしていましたね.
根拠がない不安を持ったまま臨んだところはすぐ落ち,そこそこに根拠のある自信と空元気を持って臨んだところは試験で残ったから不思議です.
後は本命の前に何社か練習のつもりで受けて雰囲気をつかんでおくことを勧めておきますかね.
大学受験で,本命の国立大の前に私大の試験を受けて慣らしをした人いるかも知れないですけど,そんな感じで慣れておくとプラス効果があります.


就活の進め方も人それぞれですが.
私も2項上の「その人」も理系であり,就活においては,研究を継続しながらそこそこの頻度(週一とか)で就活をするか,
研究よりも就活を優先し,早く内定をもらってから研究を進めるというパターンが普通だと思われます*3
その人は後者を,私は前者をとったのだと思います.善し悪しはわかりません.
その本人が「自分に合っている」と思う方を選択するのがベターでしょう.
前者の場合は,「研究が第一さね.就活が多少うまくいかなくても仕方ないよ!こんなご時世だし!!」という言い訳をします.
後者の場合は,「就活が多少うまくいかなくても仕方ないよ!こんなご時世だし!!」という風に,言い訳の文が少し減ります.
ただ,それだけのことでしょう.恐らくですが.
ほかにも多くのポリシーが人それぞれありますから,
それらと採用側の思惑等が複雑に絡み合い,非常に確率的なものとなって事象が確定されるわけですね.

私は週一で就活をやってた感じなので,そんなに数を受けたわけではありません.実は受けたのは10社前後です.
最初の数社の練習を経て,数を絞って,やりたいことができ(入社前にわかる範囲で),
かつそこそこに競争率が高くない所を選んで行きました*4
人によっては数を打てば当たる的な方法をとりますけど,それだと交通費がかさんで怖いことになりますし,
そもそも自分のしたいことが出来る確率がさらに減りますからね.


と長々と書いてしまいました.
なんと,今回の日記はエディタで数えたところ*5,3000字になってましたよ.
エディタで書くと筆が進むものですね.

実はまだサンプルの測定中です.冷凍機のピストンがパシュパシュいってますわ.
シェルスクリプトを書いて,自動化してあるのでつきっきりじゃなくていいんですけど,やはり部屋には帰れませんね.
そうやって,私自身は夜型人間なダメ男にございます.

*3 : 進学する,というのはある種の逃げだと思うのでここでは含めません

*4 : 受験者数が少ないと思っていたんですが,意外に多くて焦ったこともあります.

*5 : vimで「:1,$s/./&/g」と打って数えました.