2014/11/16(日)自転車部品交換 ARAYA CX 2010 Kai

普段使っている自転車の部品を交換しました.
買ったときから使っていたハンドルグリップの劣化が著しかったことが今回のきっかけです.
グリップだけではなく,かねてから取り替えたいと考えていた部品も交換することにしました.
具体的に変更・追加した箇所は次の通りです.
  • ハンドルバーをフラットバーから日東B261AA(ブルホーンバーに近い形状)へ変更
  • フロントキャリアを追加
  • サドルをおしりに優しいものへ変更
  • 変速レバーをダブルレバーへ変更
  • ブレーキレバーをシフター一体型からブレーキレバーのみのものへ交換
  • 整備中のトラブルによりVブレーキをDeore系へ変更
  • 部品変更に伴いシフトケーブル・ブレーキケーブルを全て交換
これらの工程を,各部品の汚れを取ったり,キズ等を補修したりしながら進めました.
結果的に休日のかなりの時間を自転車の作業にとられることになりました.

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作業開始前(土曜日)のARAYA CX.グリップの他にも,サドル,シフトレバー,
調整不足による変速の不調(フロントディレイラーがアウターに入らない)などたくさん問題ありな状態でした.

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作業完了後(日曜日夕方).ハンドルとサドルの色が変わったことが一番目を引く感じでしょうか.
シフトレバーが移動したため,ハンドル付近が非常にすっきりしていますし,
フロントキャリアとダブルレバーがピカピカでカッコイイですよね!

ただ,人によってはどこが変わったんだって思われるかもしれません…….


以降は作業・部品のメモです.興味のある方は引き続きご覧ください.

サドル

サドルはビーム スプリングコンフォートサドル ブラウンというものです.
スポーツ車に取り付けられる形状で,かつ大きなスプリングを持ち,乗り心地が良さそうということで購入しました.

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スプリングは大きいものの,サドル自体はそこまで大きくないので,スポーツ車に取り付けてもそこまで不格好ではない…かな……….
このサドルの取り付けは非常にスムーズに終わりました.

フロントキャリア追加とブレーキ交換

フロントキャリアは日東のM12というキャリアです.取り付け時にアクシデントがありました(後述).

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取り付け後の写真.耐荷重は5kg.キャリア自体はかなり軽量で仕上げがきれいです.流石メイドインジャパン!

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同じく取り付け後の写真.このキャリアはフロントフォークの中央にあるダボ穴とカンチ台座(カンチボルト)を利用して固定する構造です.
作業は簡単のはずだったんですが,いざ作業を始めて見ると,本来外れてはいけないカンチ台座が取れてしまいまして…….

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ブレーキを固定しているM6のネジを回したら,根本のM8のネジ(カンチボルト)ごと抜けてしまいました.
しかも抜けてしまったカンチボルトとブレーキを固定しているM6のボルトは噛んでしまっていくら回そうとしても回りませんでした……*1

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本来はこの写真のようになるべきでした.

換えの部品がないとどうしようもない状態に陥ったため,急遽Amazonでカンチボルトを注文しました
お急ぎ便で,土曜日夕方発注で日曜日の午前中に届きました.こういうときAmazonってすごいですね.

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チタン製.やたら高いが,タイムイズマネーなので,この際仕方ないこととします.

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ダメになった箇所だけ交換しました.細かい形状は異なるものの,規格品のようで必要な部位の寸法は同一のようです.

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結局,今まで使っていたブレーキは使用不能になったので,代わりを買いました(せっかくなので前後同時に購入です.).
これまではBR-M422というグレード低めの部品でしたので,性能はアップしました.

部品を交換したらキャリアはすんなり装着できました…….

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ちなみにリアのカンチ台座はこんな感じでした.リアはフレーム一体でまさに台座ですね.

*1 : 取れなくなった部品をモンキーやスパナで回せるように加工したり,万力で固定したりしながら,必死に数時間悪戦苦闘したんですが無念です………….

ダブルレバー取り付けとシフトケーブル交換

ダブルレバーはダイヤコンペのものです.

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このレバーはシマノ推奨のインデックスシステム採用ではなく,ラチェット機構で無段階にシフトケーブルを引っ張る構造です.
そのため,調整が簡単で様々なディレイラーにこれ一つで対応可能という魅力的な仕様です.ただし,迅速な変速はできません.

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この自転車のフレームにはダブルレバー台座なるものが標準で付いています.
これまではシフトケーブルのマウンタで隠されていました.

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これを外すとこんなものが現れます.この形状も規格があるのか,ダイヤコンペのレバーにぴったり合います.
ちなみにフレームにこの台座がなくても,後付けする部品は売っているらしいので大抵の自転車にダブルレバーはつけられると思います.

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インデックスの調整をせずに済む+ハンドルにレバーを取り付けるより短い分,シフトケーブルの取り付けは簡単です.
私は結構手間取りましたが…….

ハンドルバーとブレーキレバー・ケーブル交換

ハンドルバーは日東B261AAです.
このバーの存在は染谷翔の自転車世界一周ワロスwというサイトを閲覧していて知りました.

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フラットバーでしばらく使ってきましたが,やはり長時間乗ると疲れます.
ドロップバーはドロップバーで操作性が少し悪そうです.
そこで半々くらいの形状ということでこのハンドルバーにした次第です.

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バーテープをあわせて購入したのですが,ハンドルの端に取り付けるキャップが付属品ではB261 AAには嵌りません.
B261 AAが一般的なバーよりも内径が小さいからなのでしょう.
よって,写真のようなキャップ部品を急遽自作しました.
クルミ材をプラス公差で加工し,ヤスリで削りながらバーにきつめに入るサイズにしました.

自作部品をつけた後,バーテープを巻いてみたものの,端的にいうと失敗しました.
特に巻き終わりの処理が雑でもう…….なのでアップの写真は今回は載せません.

ブレーキレバーはダイアコンペ DC135というものに交換しました.
これの交換は楽でしたが,問題はブレーキケーブルの交換でした.
毎回Vブレーキの調整が苦手なのですが,今日もすごく手間取ってしまい時間がかかりました…….

もう少し手際よくできないものか……….

試乗

一通り作業が終わった後,夕暮れの町を少しだけ走ってきました.

交換したサドルの乗り心地は素晴らしく,多少の段差があってもおしりに衝撃が伝わらないし,
それなりに力を入れてこぐこともできるという満足な性能でした.

変速レバーについて,位置の変更直後であるため,どうしても不慣れ・違和感はあるものの,
変速自体は難なくこなせました.

B261 AAとバーテープの組み合わせもかなり良いです.
バーテープは割と厚めで断熱性が高いらしく握っていて温かかったです.
走行時の手のポジションも増え,満足です.

時間を見て,より良い状態へ自転車を整備していきたいと思います.

2014/09/28(日)自転車のライトホルダー改良

今年に入ってから,時間を見て,次の写真のような自転車用のライトホルダーを自作しました(木製).
このライトホルダーは市販品*1に比べ,ごつさ・見た目と引き替えに,圧倒的なライトの保持性能を発揮して満足していました.
しかし,先日ジョイフル本田へ自転車で買い物へ行った帰りに,
ライト固定に使用していたベルト(マジックテープで市販品の流用)が破断し使用不能に陥ってしまいました.
なので,本日,ベルトを使用しない構造へ改良したものを作成しました.

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主要部はM4のキャップスクリューで固定する構造です.これに起因する締め付け力により,位置ずれとは無縁です.
しかし,ライト着脱の容易さを求め,ライトの固定部分だけマジックテープを使用する構造だったことがアダとなりました.

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改良部品を取りつけた状態.ベルトによる固定から,M4ネジを4本使用した固定方法に変更しました(長いキャップスクリューはお店ではあまり売られていない).
溝加工とねじ穴を開けた部品でライトをサンドイッチするものです.
これで走行中にライトが外れる事態に陥る可能性は極めて低くなったと考えられます.
ただ,M4ネジを4本も使用するため,着脱を行いづらくなりました(トレードオフなのでとりあえず我慢).

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機能的には,保持能力が劇的に向上したほか,今まで通り光軸の左右の振り(回転)具合も調整できます(最大±20度くらい?).

懸念点は,使用した材料の大きさの制約から,固定により加わる力に対して弱い向きに材料を使っていること.
しばらく使っていると,溝加工した部分が割れてきてしまうかもしれません.
まあ,当面はこの構造で様子を見てみます.

*1 : 私がこれまで使っていたのはBikeguy バイクライトホルダーというものですが,このライトを取りつけるには不十分らしく,些細な段差など振動が加わる度にライトがお辞儀してしまうことが問題でした.また,光軸を左右に振れないことが地味に不便でした.