2014/03/09(日)2014年春の花1
2014/03/08(土)望遠鏡 PENTAX 75SDHF
表題のPENTAX 75SDHFというヤツです.
PENTAXが望遠鏡事業から撤退して久しいですが,その際に販売されていたものですね.
この望遠鏡は赤道儀などとセットで,天体観測システムとしても売られていたようですが,今回いただいたのは望遠鏡だけになります.

ケースに収納.ケースは付属ではなく,父がササッと作ったものらしいです(そういう職業なので流石という感じです).

写真の通り有効径D=75mm,焦点距離f=500mmの望遠鏡です.

K-30を取りつけてみた状態.
ちなみに伯父はニコン派だったらしく,マウントアダプターはFマウントしかありませんでした.
なので私が使用する際は,FマウントをKマウントへ変換するマウントアダプターをさらにかませる必要があります.
望遠鏡もカメラもPENTAXなのにマウントだけ違うという謎の状態ですね.

このときの試し撮りの被写体は何故かYMS-14ゲルググ.
近くではピントが合わず部屋の端から端を狙っての撮影でした.後,暗かったのでLEDライトで投光してます.
ボケ気味ですが,色収差などはない良い写りです.三脚が貧弱なのと暗いのが災いしてますね.

日を変えての試し撮り.某所から高原山を撮っています.周辺減光が目立っていますね.

Q7にカメラを交換しての撮影.周辺減光は当然無くなりました.
K-30より倍率が3倍ほど上がってますが,なかなか良く写っていると思います(風とピントの合い具合がマイナス要因).
しかし,ピント合わせがさらに難しくなり,動くものの撮影はほぼ不可能といえます.
結論.望遠鏡は結局単焦点レンズなので,良く写る(星を撮るものだし……).
K-30を使えば動くものの撮影も辛うじて可能なレベルかもしれない(取り扱いやすい安定性の高い良い三脚が必須).
Q7での動体撮影はほぼ不可能.ただ超望遠撮影(35mm換算で2300mm!)は面白く,じっくり撮影するには良い.
2014/02/23(日)望遠研究
基本,鬼怒川周辺をウロウロしていた感じです.


E6系を久しぶりに見かけました.赤い.とにかく赤い.
鬼怒川沿いには鳥も割といるので,途中からQ7 とD FA Macro 100mm F2.8 WRの組み合わせで望遠撮影を試しました.

遠くがぼやけて見えるのは,地表付近とその上の空気の温度差による揺らぎのせいでしょうか.

猛禽類(トンビ?).ピントが全然合わせられず失敗.

グライダー.鳥は良く撮れなかったものの,動きを読みやすいものは何とかピントを合わせられる.

こちらは旅客機.

それなりに望遠撮影を試した後,土手の上を進みました.

土手が途切れていて,田んぼのあぜを通る必要がありました.
あぜの横の用水路が雪に埋まっている.やはりたくさん降ったのですね…….

さらに深いところが…….

白鳥がいました.大砲のような大口径超望遠レンズで白鳥を撮っている人が数人いました.

河原も根性で通ってきました.クロスバイクで砂利道はつらい.
今回の週末は他にすることがあったためあまり時間がとれませんでした.
来週はもう少し遠くまで行けると良いです.
2014/02/11(火)超望遠のセカイ
それをPENTAX Q7に取りつけてテスト撮影してみました.
Q7にKマウントのレンズを取りつけると35mm判換算焦点距離はレンズの焦点距離を4.6倍した値になります.
PENTAXのK-30などの通常のデジタル一眼レフカメラ(APS-Cサイズセンサーのカメラ)の35mm判換算焦点距離は,
レンズの焦点距離を1.5倍した値(確認のためK-30で撮った写真のExif情報の35mm換算の焦点距離を見た)です.
つまり,Q7にKマウントのレンズを取りつけると,
今まで使っていたレンズの焦点距離がおよそ3倍になったのと同じになります.

庭にあったトウガラシ.PENTAX-D FA Macro 100mm F2.8 WR レンズにて.35mm換算460mmです.

これは新聞の天気欄の拡大.同じくPENTAX-D FA Macro 100mm F2.8 WR レンズにて.
Q7でKマウントのマクロを使うとすごく近くに寄れて焦点距離が長くなるので変わった絵(超拡大)が撮れる.

大変久しぶりに,ろまんちっく村へ行ってきました.いつの間にか道の駅になっていた.

温室へ.入る前はレンズが曇らないか不安でしたが杞憂でした.


大谷石のアーチっていうのも良いですね.


丹頂鶴.再びPENTAX-D FA Macro 100mm F2.8 WR レンズ.
開放で撮ったからか,にじみが目立つ.

ピント合わせの練習.
マウントアダプターを取りつけると,マニュアルフォーカスでしか撮影できなくなります.
なので,液晶画面だけでピントを正確に合せる必要が出てきます.

フォーカスアシスト機能+画面の拡大機能を併用することで
(動かないものであれば)割としっかりピントを合わせることはできるようです.

ここまでがQ7とPENTAX-D FA Macro 100mm F2.8 WR+手持ち撮影の組み合わせでした.
手ブレ補正も効くため,十分に光量のとれる場所では手持ちでも何とか使える印象でした.
ただ,じっくり撮るには三脚+リモコンが妥当だと思いました.
PENTAX-D FA Macro 100mm F2.8 WRはそれなりに明るく,描写性能も(私の持っているレンズの中では)高いです.
被写体に良く近づけ,かつF2.8の単焦点の35mm換算460mm超望遠レンズになってしまうため,使える機会は割と多いと思います.
Qマウントの06 TELEPHOTO ZOOMは35mm換算69~207mmですので,
それ以上の望遠を比較的手軽にQ7で実現したい場合には良い選択肢になると思われます.

DA L 55-300mm F4-5.8 EDのテレ端,300mmでの撮影です.
何と35mm換算で1380mmという恐ろしいまでの超望遠になります.
旅行向け小型軽量三脚使用.
三脚の不安定さとレンズの描写力不足で微妙な写り具合の模様.

三脚をもう少しガッシリしたものに換え,焦点距離を200mm(くらい)にして撮影したもの.
これでも35mm換算920mmです.安定性の向上+焦点距離を短くしたからか,割と良くピントは合っています(ホコリ見えますものね.).
ちなみに室内のガラス越しに置物を撮影しています.

川にいたカモ.これもDA L 55-300mm F4-5.8 EDの200mmくらいで撮ってます.
このカモはずっと止まっていてくれたから比較的良く撮れましたが,他の動き回るカモはやはり上手く撮れず…….
DA L 55-300mm F4-5.8 EDを使った撮影ではリモコンとしっかりとした三脚が必須だと思いました.
倍率が高いため,液晶画面上で拡大してピントを合わせるのには一苦労します.手持ちだと不可能に近い.
後,やはり暗いです.しかもある程度綺麗に写すには,
1~2段以上絞った方が良さそうですので光量確保も必要です.
DA L 55-300mm F4-5.8 EDはそれなりに良く写りますし,
何より望遠レンズとしては極めて軽量の部類に入ります.
K-30などで使うときは,AFの動作音がうるさく,キットレンズである関係で,
クイックシフトフォーカスがないため使い勝手にやや問題があるときもありましたが,
Q7で使う際はMFしか使えないため,これらの問題も関係がなくなります.
手軽さという点からは,実はQ7とDA L 55-300mm F4-5.8 EDの組み合わせの相性は良いといえるようです.
何にせよマウントアダプターの投入により,よりQ7の使い道が増えました.
もう少し研究してみようと思います.