2016/09/17(土)めがね橋(岩手県)のライトアップ写真
岩手県にある宮守川橋梁もその一つ(橋の紹介では愛称「めがね橋」表記).
連休で東北旅行をしてこようと思って最初の目的地に設定して行ってきました.
夜間ライトアップされることでそれなりに有名のようです.

1 ライトアップ前

全景.大きなアーチが5つ連なる.4つはすぐにわかるが,画面右端にも木に隠れたものが1つあり,あわせて5つ.

手前の橋脚は先代のもので,1915年竣工とあるので1世紀前に作られたもの.

先代は軌間が762mmの軽便鉄道の橋脚のためか,幅がない.

この橋は宮森川という川と,国道283号線を跨いでいる.先の写真で見えなかったアーチも見える.

この現橋は1943年に戦時施工で完成したものらしい.後年補修した跡が見える.

補修していない箇所は経年劣化でコンクリートが欠け落ちているところがある.

2 ライトアップ後
毎日ライトアップはしています,と近くの道の駅にある売店では看板がありました.日没時刻と同じではないようで,この日は18時5分頃にライトアップが開始されました.
写真を撮っている人はチラホラと.しかし,スマホかコンデジで撮っている人しかいませんでした.

ライト点灯直後.


橋だけを低感度で撮ってみる.露出はアンダー気味.

列車の通過時刻をタブレットで調べて,その少し前にシャッタースピードがそこそこ速くて,ノイズも妥協できそうな条件を探す.
ISO12800だと少し不安だったので,ISO6400に感度を下げて撮影することに.

列車の通過は一瞬.シャッタースピードが1/30秒では当然列車は流れる.
けど,主題は橋梁の方なので問題ないレベルと納得することにする.



ライトアップでしっかり色が出ているのは,白っぽいコンクリートを打ち付けたままの戦時施工な表面仕上げで,
シンプルな起伏のない形状だからだろう.


2.1 カメラの機能検証 --- リアル・レゾリューション・システム(RRS)
カメラに関するレビューです.PENTAX K-1にはRRSという手ブレ補正機構を利用した解像力を高める撮影モードがあります.
それを有効・無効にした際にどのように差が出るのか試してみました.
各写真のリンクは生データ(ただしJPEG)ですので興味のある方は確認してみてください.

RRS-OFF.

RRS-ON.

RRS-OFF.

RRS-ON.

RRS-ON.かつ明るさ(EV)を暗めに設定.
結論から言えば差はあると思います.
しかし,厳密に撮影条件を揃えられているわけではないのでそこは注意すべきです*1.
あと,三脚はガッシリしたものではなく,1万円以下の安くて軽くて機動性の高いペナペナなヤツですので,振動も拾ってるかもしれません.
3 旅の終わり
3.1 エンジントラブル
実は,今回の旅行は基本的にこの『めがね橋』を見た時点で中断してしまいました.この時点で乗ってきた自家用車がエンジントラブルに見舞われて,結構な加速不良状態に陥っていたのです*2.
症状としては加速が鈍く,時々坂を上ろうとした場合に速度を維持できずに下手をすると減速してしまうような状態です.
行きは高速道路でしたが,この状態だと帰りはずっと一般道を使って行った方が安全,といった判断を下して国道4号をひたすら南下.
休憩等は入れたものの,翌日の日曜日お昼頃には家に帰ってました.
400kmずっと4号線.車が不調だったためスリリングでした.
翌々日の月曜日にはディーラーへ修理に車を持って行き,修理完了.
エンジントラブル程度で済んで良かったと思うことにします.それに国産車で良かった.
3.2 残念だった点
エンジントラブルの他に残念だったのは,宮守川橋梁(『めがね橋』)と同時に土木学会選奨土木遺産に登録されていた「達曽部川橋梁」の存在を明確に把握していなかった点です.
この記事を書くにあたって調べ物をしていて知りました.
実は宮守川橋梁へ向かう途中でその橋の横を通過していて,「めがね橋に似た橋があるな」と思っていたんですが…….
執念を燃やして次の機会を作るのも良いなと思っています.
しかし,その橋は良撮影ポイントへのアクセスがかなり悪そうでして,実行する際はちょっと大変かもしれません.
後は,天候に恵まれなかった点も大きいです.
旅行を中止し帰宅する判断した別の要因でもあります.秋晴れだったら無理してでも旅行を継続したかも…….
とにかく気を取り直してまた旅行したいと思います.