2017/01/14(土)自転車のネジ交換
この栃木県中部平野部でも,最高気温が5℃以下で,雪が舞い雪雲に覆われているような天気です.
こんな中,自転車に乗ることを考えたのですが,年末の風邪を引き直すかと思ってやめました.
そんなときは自転車をいじりたくなります.ARAYA DIAで以前から気になっていたネジ(後輪ドロヨケ部)を交換してみることにしました.
1 組み立ての様子
以下では,である体で写真と共に解説しています.1.1 作業前
これまでは下の写真のように,ネジをドロヨケ上側から締めている形だった.六角レンチは頭の短いものを使わなければ回すことすらできない.
しかも,雌ねじが切ってある部品は板状で,ネジを入れていくことが非常に難しい.
何度か自転車の分解組み立てをしているが,このネジの着脱には一際時間がかかっていた.
この無駄な時間を少しでも減らそうというのが今回の試み.

写真中央の2本のキャップスクリューが分割ドロヨケの根本を固定している箇所.場所が狭く,回すのに苦労する.
なお,少しでも六角レンチを回しやすくするためにM5×6の低頭キャップスクリューに変更してあるが,あまり改善しなかった.
1.2 ドロヨケの取り付け台座部品

ネジを外し,ドロヨケを取り外した状態.
板状の1.5~2mm程度の厚みの部品にネジが切ってあって,そこへM5のキャップスクリューを入れていた.
だから余計入れづらい.しかもネジ部に泥などの汚れが直接入り込むので頻繁に着脱した場合ネジ部が傷みやすい.
板金にネジが切ってあるだけなので,仮に破損してしまったらネジをタップを使って切り直すことはできない.
ナットをこの部品に溶接かロウ付け,はんだ付けなどで取り付ける必要が出てきてしまう.
1.3 ネジの取り付け方変更

上のことを考え,ひとまず下側からネジを入れて,上からナットで挟み込む方法に変更した.
下側から入れたネジはタイヤとの干渉もあるので低頭のM5×8のネジとした.
頻繁に取り外すことはないので,可能な限り強く締める.

低頭ネジはこれまで固定に使っていたM5×6もあるが,こちらでは長さが短すぎたので,M5×8と2mm長くしている.
1.4 ローレットナット取り付け

ドロヨケを固定し直した状態.ナットは手で回せる「ローレットナット」というナットを採用した.購入したものは直径が12mm程度.
さらに回しやすそうな「蝶ナット」もあるが,こちらは取り付ける穴の位置が近くて干渉する可能性が高かったために不採用.
2 結果
着脱の容易さは雲泥の差です.使いづらいショートヘッドの六角レンチを使わずに,手回しでドロヨケ基部の着脱が行えるようになりました.
天候が改善したら緩み等が発生しないか試走したいと思います.